Windows 10がランサムウェア対策機能を標準装備へ、その実力は?

2017年7月4日

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さくらパソコンサービスです!

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MicrosoftがWindows 10向けの次回大型アップデートでランサムウェア対策機能を追加すると発表しました。

アップデートは今秋に配信予定のWindows 10向けアップデートビルド16232に含まれる予定です。

Windows 10標準搭載されるランサムウェア対策機能とは?

Windows Defenderの機能として追加

ランサムウェア対策機能はWindows 10付属のセキュリティ対策ソフトWindows Defenderの新機能として追加されます。

Windows Defender セキュリティセンターには新たに『コントロールされたフォルダーアクセス』という項目が追加されます。

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フォルダへのアクセスを制限することでランサムウェアによる被害を防ぐ

Windows 10のランサムウェア対策機能はWindows内のフォルダにアクセスするアプリを監視し、ランサムウェアなど許可リストに無い不正なアプリがフォルダにアクセスした際、メッセージを表示しユーザーに注意を促します。

保護対象のフォルダは自由に追加することができます。

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ドキュメント、画像、ムービー、デスクトップは標準で保護対象となっているとのことです。

フォルダへのアクセスを許可するアプリも自由に追加することができます。

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自身で許可したアプリの他に、マイクロソフトが安全と判断したアプリは標準で許可リストに掲載されるようです。

Windows 10のランサムウェア対策機能の実力は?

現在、主流のランサムウェアによる被害は防ぐことができると思います。

しかし、ランサムウェア側のアップデートなどにより、自身をアプリの許可リストに追加できるランサムウェアの登場が考えられます。

通常の手段で許可リストにアプリを追加する際にはユーザーアカウント制御が作動します。

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しかし、ユーザーアカウント制御を無効にしている場合、メッセージが表示されることなく許可リストへの追加が完了します。

複数おこなうランサムウェア対策の1つとして活用する分には非常に有効的な手段だと思います。

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